トスカーナ地方、中世の町並みが残るシエナ。中世には、金融業と芸術の中心地として栄え、豊かな財力を背景に都市国家へと発展していきました。町には、12世紀から15世紀にかけて築かれたゴシック様式の美しい建造物が現在も残っており、世界一美しいといわれる扇形のカンポ広場や大聖堂など、町全体がひとつの芸術作品のように感じられます。

7月2日と8月16日には、伝統的なお祭りであるパリオ祭りがあり、カンポ広場の競馬レースで町は大盛り上がり。また、周辺で捕れるジビエが美味で、グルメの地としても有名なシエナ。有名店は看板がなく予約にも一苦労するそうですが、それを補ってあまりある感動が得られること請け合い。中世のムードが色濃く残る場所で、暮らすような滞在を楽しんでみてください。